2025年の「第76回NHK紅白歌合戦」の出場者が発表され数十年ぶりの復帰というなつかしい顔ぶれもありました。そしてサカナクションとORANGE RANGEの出場も大きな話題となっています。
サカナクションは12年ぶり、ORANGE RANGEに至ってはなんと19年ぶりの紅白復帰。
この発表にSNSでは「涙が出るほど嬉しい」「絶対見る!」とファンの歓喜の声が相次いでいます。
なぜ今この2組が選ばれたのか?
何を歌うのか?というのを予想しました。
12年ぶりに出場するサカナクションと、19年ぶりに紅白復帰するORANGE RANGE。
この2組に注目が集まる理由は、“世代を超えて話題になった作品”がそれぞれにあるからです。
サカナクションは活動休止後の復帰曲「怪獣」がNHKアニメ『チ。』の主題歌として話題となり、累計2億回再生を突破。
一方のORANGE RANGEは「イケナイ太陽(令和ver.)」が、マユリカの“平成あるある”演出で若い世代にも拡散され、UGC総再生は10億回に到達。
この“新たなブーム”が、再び紅白の舞台へ引き寄せた背景にあります。
紅白2025で注目!サカナクション&ORANGE RANGEが話題に
2025年のNHK紅白歌合戦では、音楽ファンがざわつくサプライズ出場が話題になっています。
その主役となっているのが、12年ぶりに出場するサカナクションと、19年ぶりの紅白ステージに帰ってくるORANGE RANGEです。
サカナクション出場コメントとアニメ「チ」
サカナクションが紅白に出場するのは、なんと12年ぶりのことです。
紅白出場が決まったときの山口一郎の出場コメントには、多くのファンから「病気を抱えながらも出演を決意した姿に胸を打たれた」といった声が寄せられています。
こんにちは。
— 山口 一郎 (@SAKANAICHIRO) November 14, 2025
僕たち私たちサカナクションは、今年、久しぶりに紅白歌合戦に出演します。長い間、迷いながらも泳ぎ続ける僕らを見つめ、手を振り、声を届けてくれた皆様のおかげで、サカナクションは2025年も音楽の海の底を迷わず進むことができています。本当にありがとうございます。… pic.twitter.com/LKosDaLYXU
またNHKのアニメ『チ。―地球の運動について―』の主題歌である「怪獣」は、サカナクション活動休止後の新曲。
山口一郎さんやサカナクションのメンバーのいろんな思いが込められた曲です。
オリコン週間ストリーミングランキング(11月10日付け)では、累積再生数2億回突破!!
このように病と闘いながらの活動、同じ病気で苦しんでいる人の力になっている、曲の話題性や人気度などが、紅白出場につながったのではと思います。
ORANGE RANGEとマユリカ平成あるある
ORANGE RANGEの紅白出場は、実に19年ぶり。
平成を象徴する存在だった彼らの復帰に、「青春が戻ってきた」「令和にORANGE RANGEを見られるなんて!」といった声がSNSで拡散されています。
再ブレイクの発端となったのは、ORANGE RANGEが2025年7月に公開した「イケナイ太陽(令和ver.)」のミュージックビデオ。
元々2007年にリリースされ、ドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』の主題歌として大ヒットしたこの曲は、令和に再構築されて大バズリ。
令和バージョンではお笑いコンビ「マユリカ」が平成の男子高校生・女子高生に扮して出演。
平成あるあるを72個も詰め込んだ懐かし演出で、まさにその時に高校生だった世代や、平成を知らない今の高校生たちにも刺ささりました。
youtube再生回数は現時点で2530万回超え、UGC総再生数にいたっては脅威の10億回超え。
ちなみにUGC再生回数とは一般人が投稿した動画などが何回再生されたか。
一般ユーザーがyoutubeやTikTokなどでイケナイ太陽のダンス動画を投稿して合計1000万回再生されていれば、それがUGC再生回数=1000万回という意味です。
イケナイ太陽は18年前の楽曲ですが、こんなに人気が出るのはすごいことです。
何を歌う?紅白での歌唱曲はこの2曲が濃厚
サカナクションとORANGE RANGEは紅白で何を歌うのでしょうか。
SNSや音楽チャートの動向、そして今回の選出理由を踏まえると、この2曲でほぼ確定と考えています。
サカナクションの場合は、活動休止後の復帰曲であり、NHKアニメ『チ。』の主題歌として話題になった「怪獣」。
ストリーミング累計再生数2億回という数字は“世論の支持”として紅白の選考基準にも重なります。
一方のORANGE RANGEは、令和版として再構築された「イケナイ太陽(令和ver.)」。
マユリカの“平成あるある”演出とUGCを中心に広がり、こちらもストリーミング累計再生数が2億回を突破しています。
サカナクションは怪獣、そしてORANGE RANGEはイケナイ太陽で決まり!!
おわりに|新しい音楽の形
2025年の紅白歌合戦に、12年ぶりにサカナクション、19年ぶりにORANGE RANGEが出場するというニュースは、単なる「カムバック」では語りきれない意味を持っていると思います。
それぞれの曲が SNSやUGCによって“今の曲”になったりストリーミングで評価された結果です。
かつて音楽はCDを買うことで広がったkで、今はスマホ1台で世界中の曲に出会える時代。
ひとりの投稿、15秒の動画が火種となり、UGCが連鎖し、再生数という“世論”が数字になる。
サカナクションの「怪獣」も、ORANGE RANGEの「イケナイ太陽(令和ver.)」も再生数が2億回を超えた背景には、まさに新しい音楽の広がり方ですね。
ストリーミングが“新しいCD”となり、SNSが“新しいテレビ”になったみたいな。
今後紅白もいろいろと変わっていくんでしょうね。
とにかく大みそかの紅白楽しみ!!

